清水建設、市川マンション鉄筋128本不足
清水建設、市川マンション鉄筋128本不足
問題の高層マンションは、市川駅南口駅前の再開発プロジェクトの一環で、大手デベロッパーの「三井不動産レジデンシャル株式会社」、「野村不動産株式会社」、施工はスーパーゼネコンの「清水建設」と文句のない信用できる物件だと誰もが思うであろう高層マンションだった。姉歯の耐震偽装問題も最近ではあまりニュースで見かけなくなった今日この頃、一体何事なんだろうと思いました。聞けば単純なケアレスミスで(もちろんそれでは済まされないのですが)、事が公になったのも売主側がこのマンションの性能について安心してもらう為に住宅の品質確保を目指す「住宅性能表示」のお墨付きをもらうべく国の指定する第三者機関に検査依頼した所、鉄筋の本数が不足している事を指摘されたとの事。この様な点から言っても悪意があっての事とは考えにくいのだが、実はこのマンション完成予定が2009年にも関わらず既に完売していて、購入が決まっている人にとっては、「補修します」では済まされない問題だろう。専門家の一部では柱を一旦壊して鉄筋を入れる作業をしたとして、強度が100%回復するかという点で疑問を投げかける専門家もいるそうだ。今後の清水建設の対応を見守りたい。
■I-linkタウンいちかわ ザ タワーズ ウエスト プレミアレジデンス外観完成予想CG

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◇マンション鉄筋128本不足 清水建設、施工ミス 45階建て 市川に建設中
千葉県市川市のJR市川駅前に建設中の45階建ての超高層マンションで、計128本の鉄筋が不足していることが6日、明らかになった。
工事は現在、30階で止まっている。超高層マンション建設に絡み、一度にこれだけ多くの鉄筋不足が発覚するのは異例。大手ゼネコンの清水建設(東京)は、全面的に施工ミスを認め、補修工事により強度不足を解消したいとしている。国土交通省も事態を重視し、事業を行う市川市を通じて報告を求める方針だ。
問題のマンションは、市川駅南口駅前の再開発地域に建てられている2棟のうち、西側の「ザ・タワーズ・ウエスト プレミアレジデンス」(高さ約160メートル)。1~3階は図書館や託児所、商業施設など、最上階の45階は展望ラウンジで、4~44階が計573戸の分譲マンションと地権者住宅になる。着工は2005年8月。09年1月に完成し、同3月に入居開始する予定で、事前予約では既に全戸に申し込みがあるという。
このマンションは、住宅の品質確保を目指す住宅性能表示制度による任意の中間検査の対象になっており、先月11日、評価機関の財団法人「日本建築センター」の職員が、工事中の30階部分を検査した際、鉄筋の本数不足を見つけた。詳しく調べたところ、25~29階にある計310本の柱のうち、各階外周部の柱計60本と、30階の柱4本の計64本の柱で主要な鉄筋(直径約5センチ、長さ約4メートル)が不足していた。問題の柱には、本来、鉄筋22本が必要だが、それぞれ20本しかなかった。
清水建設によると、〈1〉鉄筋業者が柱の骨組みを作る際、鉄筋の数を間違えた〈2〉施工担当者が設計図面との十分なチェックを怠った――と説明、「ミスが重なり、起こりえないことが起きた。大変申し訳ない」としている。
建物の強度について、和田章・東京工業大教授(建築構造学)は「一般論として設計通りに建てなければ安全とは言えない。ただ、詳細は建物ごとに調べないと詳しく分からない」としている。
清水建設では今後、日本建築センターの確認を受けてから、柱を削って不足する鉄筋を埋め込むなどして補修工事を行う予定だ。
国交省住宅局では、「事実とすれば、そんなずさんな工事は聞いたことがない。監理体制などの見直しが不可欠」とし、市川市に対し、施工ミスが起きた経緯などについて報告を求めることにしている。
(2007年11月7日 読売新聞より引用)
